2018年08月30日
ためになるコラム
寝具が悪いのか、寝起きに腰痛気味?
長く寝ることによって腰痛をひきおこすことを「寝腰(ねごし)」と呼ばれています。
ちょっと腰が痛くなる程度もあるでしょうが、いわゆる「ぎっくり腰」のようになる方もいますね。
実は、どういう寝具(マットレスなど)が良いかについては、人それぞれなのです。
一時は「せんべい布団のように固いものがいい」なども言う人もいましたが、現実には、あまりに固いと寝づらいですよね。寝づらいということは、良くないということです。かといって、柔らかい(柔らかすぎる)布団に長い時間、上を向いて寝ていると、腰のあたりが沈み込んでしまいます。
ですから、選ぶ基準は「寝やすい」かどうか、ということです。
たとえばハンモックのように「ユラユラ揺れているもの」が良いという人もいれば、そういうハンモックのようなのは、かえって寝られない・寝づらいという人もいますので、「コレがいい」というのは一概には、いえません。
ですから、一番良いのは家具屋さんや寝具屋さんで実際にマットレスや布団などの寝心地を体感し、じっくり選ぶのが良いというわけです。
でも現実には、人前でお店の中で靴をぬいでベッドに寝転ぶなどというのは、本当にしづらいものですが、最近ではマットレスやベッドのお試し導入旅館(ホテル)なども出てきていますので、そういうものも利用してみては、どうでしょうか?
選ぶ基準に年齢差もあります
背骨や関節の硬さ・柔らかさには個体差だけでなく、年齢差もあります。
赤ちゃんの時には、とても柔らかいですが、年齢が高くなるにつれて固くなります。
家具や部品でもそうですが、新しい内はスムーズに動くのが30年も経てば、ギシギシしてくる。
そういうのが人間でもありますので、30年・50年と年齢が経てば、その分関節なども固くなってくるわけですね。
60歳間近になってくると壊れやすくなったり、転びやすくなったりするのは、こういった現象の1つということです。
ですから、年齢や状況に応じた寝具やマット選びということも、頭に入れておかれるといいですね。
昔はこの布団が良かったのに、「今は、どうも合わない」と感じられるようになったなら、加齢や身体機能の状況が変化したためということです。
解消するにはどうしたらいいか
はやしばら整形外科では、腰痛体操などもご提案させていただいています。
また、腰が痛いと思っていても、実は他に要因があるケースもありますから、あまり自己判断せずに一度、受診されるのが良いかもしれません。
特に、仕事が休みになるたびに、寝ると「ぎっくり腰」のように習慣化している場合には、寝具だけでなく、生活全体や身体全体にも何かあるのかも、しれません。
ですから、当院で「腰痛体操を習いに来る」ぐらいの軽い気持ちでもいいので、受診してもらった方がよいでしょう。
そして、布団や寝具によって頸椎(けいつい)や腰椎(ようつい)に変化が出てくることについては、次回にまた、じっくりお話しましょう。
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