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運動は苦手ですが、どうしたらいいですか？

老若男女問わず、運動は苦手だ、嫌いだとおっしゃる方がいらっしゃいます。
逆に、運動が好き、体を動かすことが好きで、ストイックにしすぎてどこかを痛めたりして、はやしばら整形外科にいらっしゃる患者さまもいらっしゃいます。

最近では、子どもたちは特に、二極化が進んでいると感じています。
日頃ゲームばかりしていて外遊びが好きでないために、体育の授業のちょっとしたことで簡単にけがをしてしまったり、逆に、運動しすぎて、筋肉や腱（けん）の炎症などのスポーツ障害を引き起こしてしまい、からだの成長にも影響が出てしまったりと両極端になっています。

大人の場合でも、昔から運動が好きでスポーツやウォーキングなどを続けている方がいる一方で、普段全く運動をしていないし、外に出ることもあまり好きじゃないという方もいらっしゃると思います。

しかし、適度な運動は健康の維持やけがの予防にも効果的なので、体が健康で、体力があるうちは、その人に合ったある程度の運動を続けていけると良いですね。

まずは簡単な運動から

運動とひとくちに言っても、好きでもないのに頑張ってやろうとしても続きませんから、例えば、駅まで自転車で行っていたのを歩いてみるとか、エスカレーターやエレベーターの代わりに階段を使うとか、車ではなく歩いて買いものに行ってみるとか、簡単な、日々できることをしていくといいと思います。

続けることが大事なので、毎朝のラジオ体操や、NHKの「みんなの体操」のような、5分くらいの運動を毎日するのも良いでしょう。
特に、「みんなの体操」は、座ってでもできるようになっていますので、足や膝が悪い方にもおすすめです。
毎日5分、など、苦痛や負担にならない範囲でしていくことで、習慣化につなげていけると良いですね。

「運動」と張り切らなくても、例えばダンスをしてみたり、ちょっと散歩に出てみたりと、楽しんでできる、体を動かすことはいいと思います。

最近では、若い方からお年寄りまで、女性の間ではフラダンスなんかも流行っていますね。
フラダンスは、ゆったりした動きですので始めやすいと思います。でも、動きはゆったりでも、続けていけば筋肉もしっかり動かせますし楽しんでできるので、運動が好きじゃない方でも抵抗なく続けられるんじゃないかと思います。

また、男性女性を問わず、ゴルフはおすすめしています。

わたし自身ゴルフが好きなので、池田市のお年寄りをゴルフで元気にしよう、というような取り組みも行っていたりするのですが、ゴルフは歩きますし、ゴルフ場には緑がたくさんありますから、その緑を見て、目も穏やかになって、脳も落ちついて、癒やされる効果もあると思っています。

仲間と何人かで行ったら楽しいですし、外に出て、太陽の光を浴びることも健康には良いと言われていますから、まずは気軽にできそうなことを試してみると良いのではないでしょうか。

無理せず続けること

デスクワークなど普段体を動かさない仕事をしている人であれば、できれば週末には、好きなスポーツをしたり、ジムに行ってみたり、水泳やヨガやダンスなど、できる範囲で運動量を増やすことをおすすめしています。
普段動かせていないからだを動かしておくことで、肩こりなどの慢性的な疲労を改善したり、睡眠が浅いことによる睡眠不足などにも効果があります。

運動が得意でなくても、今のうちに自分に合っていると思える何か体を動かす趣味を見つけて、続けていくことで、年を重ねても体の不調や痛みなどを和らげたり、日常生活の中でのけが予防につながったりと、健康の維持や体力の向上に役立ちます。

誰にでもできる、始めやすい運動の一つはウォーキングですが、運動がどうしても苦手、という方は、気負いすぎて続かないと意味がないので、まずは用事がないときでもちょっと外に出て散歩してみたり、近くの公園に花を見にいく、とか、外に出る回数を増やしていくのもいいかもしれません。

確かに適度な運動は、健康維持に役立ちますが、無理は禁物です。
年配の方や、腰やひざなどに痛みがあったりする方は、無理に運動して余計に痛めてしまってはいけないので、からだと相談しながらできる範囲で体を動かして、健康の維持に努めましょう。

林原整形外科では、ストレッチや体操の相談にものっていますので、腰痛や関節痛など、体に悪いところがあっても、その痛みを和らげたり、周りの筋肉を強化したり維持したりできる体操をご提案いたします。
お気軽にご相談ください。